【衝動篇_STORY】[第二章]赤ずきん
※シナリオのネタバレになります。
ネタバレ嫌な人はブラウザバック推奨!
【衝動篇_STORY】[第二章]赤ずきん
PART 2-1: |
だれか一緒に遊びましょう? 天使のような笑顔を浮かべて赤ずきんやってくる! |
剣でぶっすり。 斧でぐちゃっ! 瞳をきらきら輝かせながら、銃をバンバン打ち放つ。 |
遊ぼう、遊ぼう、遊ぼう、遊ぼう! |
早く作者を蘇らせていっぱいいっぱい殺したい! |
モットモット遊びタイ? |
はい。もっと楽しいことがしたいです! |
じゃあ、コノ先に進んでゴラン? |
キット素敵な出会いが待ってるカラサ! |
PART 2-2: |
どうしてみんな、すぐ死ぬの? もうすこしがまんしてくれれば、もっとたくさん遊べるのに。 |
PART 2-3: |
普通の相手じゃつまらない。 オオカミさんのようにボクを丸ごと食べてしまえるようなそんな相手と遊びたい。 |
PART 2-4: |
猟師さんがしたように、オオカミさんのお腹を裂いて、あたたかな内臓にくるまれたい。 |
PART 2-5: |
おばあさんがしたように、オオカミさんのお腹に石を詰めてちくちく針で縫いつけたい。 |
PART 2-6: |
ボクの望みはずっと一緒に遊ぶこと。 遊んで殺して、また遊ぶのです。 |
PART 2-7: |
遊ぶのは楽しいけれど、作者さんを忘れてはいないです。 だって作者さんを殺すのが、一番すてきで楽しいことだから。 |
PART 2-8: |
ボクは作者さんを殺したい。 だから蘇らせたいのです。 それは間違いなのでしょうか? |
PART 2-9: |
もしボクが、作者さんを忘れてしまったら、ボクはボクでなくなるのでしょうか? |
PART 2-10: |
適を殺して回る赤ずきん。 その前に、不思議なモノが現れた。 |
―あなたはだぁれ? 闇に染まった自分を前に、赤ずきんは首を傾げるけれど。 |
… |
―まあ、いいか。 遊びましょう! |
… |
赤ずきんは笑って武器を手に取った。 |
ボクとそっくり。 すてきです! |
自分自身で殺シ合イ?? |
とってもイイ! 思う存分遊べるネ! |
ウン!さあ、遊ぼう。 おいで、ボク! |
END: |
闇に染まった自分を相手に赤ずきんは遊びます。 きれいな髪をひっつかみ、叫びを上げるのどを掻き切って涙を流す瞳を抉り抜く。 |
痛い?痛いですか? ボクはとっても楽しいです! |
たとえ相手があり得た自分だとしてもきっとこの楽しさは変わらない。 ―うん、楽しいよ。 もう1人の赤ずきんは、にっこりと答えた。 |
… |