【衝動篇_STORY】[第四章]スノウホワイト&シンデレラ
※シナリオのネタバレになります。
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【衝動篇_STORY】[第四章]スノウホワイト&シンデレラ
PART 4-1: |
純白の正義と黒灰の卑劣。 あまりにも相性は最悪で、笑えるほどに正反対。 |
スノウの瞳は嫌悪を浮かべ、シンデレラの口元は嘲りに染まる。 許せない。殺したい。 ぐちゃぐちゃにしたい。正したい。 |
作者の復活のためにその欲望を真綿で包み、二人は視線を交わし合った。 |
それは決して理解し合うことのない最悪の同盟。 |
私はこの命を賭して我が主を救う。 |
へぇ、ずいぶんと安い命だね。 |
あなたと手を組むのはこれが最初で最後だ。 |
奇遇だね。 私もそう思ってた。 |
これ以上一緒にいたら殺し合うもんねぇ? |
気が合うな。 |
PART 4-2: |
己の事に終始して、主すら道具とするなど私には考えられない。 あの人は間違っている。 |
PART 4-3: |
独り善がりを押し付けてさぞかし気持ちがいいだろう? はぁ、偽善に塗れた白いお姫様。 私はアンタを汚したい。 |
PART 4-4: |
あの歪んだ笑顔を正し、その嘲る目元を正し、この罵る舌を正したい。 正しき道を示したい。 |
PART 4-5: |
あの真っ直ぐな瞳を潰し、そのきりっとした口元を歪め、この清廉な顔をぐちゃぐちゃにしたい。 ああ―なんて甘美な愉悦だろう! |
PART 4-6: |
間違っている者を正すのも正義の務めであるならば、私は彼女の導き手となろう。 |
PART 4-7: |
導き手? じゃあお願いしようかな。 誠実に、- |
裏切られた時のアンタの顔が見たいから! |
PART 4-8: |
許し難き卑劣。 度し難き歪み。 正義の前に―切り落としたい。 |
PART 4-9: |
アンタのは私怨。そこに正義はない。 だから私を殺したらアンタの正義は死ぬんだよ? それで良ければ、さあこの首をどうぞ? |
PART 4-10: |
あぁ限界だ! そう言ったのはどちらが先? |
自分を正しいと信じるお姫様 この世を斜めに見ている灰かぶり どちらが先かなんて関係ない。 殺し合えればそれでいい! |
でもそこに運悪く。 ナイトメアが現れた。 |
ああ、何て可哀想。 どうして? 倒す理由が八つ当たりだからさ! |
今すぐあなたを粛清してやりたい。 |
違うだろ?ムガツクから殺したい、だろ。 |
あなたという人はどこまでも! |
はいはい。それで? 適はどうするの? |
倒すに決まっている! |
END: |
憐れドラゴン八つ当たり。 八つ裂き、串刺し、滅多刺し! |
皮肉にも、スノウのシンデレラの攻撃はとっても息が合っていて。 はたから見れば親友のよう。 |
だから、スノウはますます嫌悪を募される。 だから、シンデレラはますます愉悦に歪んでいく。 |
正義と卑劣。 それは決して交わることのない写し鏡の二人の物語。 |